大阪市内にある警察署の警察官がインターネットカフェで起きた窃盗事件で、実際には店員が容疑者を見つけたにもかかわらず、警察官が発見したなどとするうその捜査書類を作成していた疑いがあることが分かり、警察は、虚偽公文書作成などの疑いで捜査しています。 警察によりますと、ことし2月、大阪・都島区のインターネットカフェで女性の客の財布を盗んだとして、店員が50代の男を取り押さえ、店内のトイレから被害品の財布も見つけ、警察に通報しました。 通報を受けて、都島警察署地域課の警察官が男を交番に連行しましたが、上司の30代の警部補は捜査報告書を作成する際に「部下の警察官が男を発見し、事情を聞いたところ容疑を認めた。さらに捨てられた財布も店のトイレで見つけた」などと記載していたということです。 また、男の供述調書にも「警察官に職務質問され、盗みが発覚した」などとうその記載をしていた疑いがあるということです。