以前、山田奨治『日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか』(2011)という本を「ぜひとも広く読まれるべき本だと思ったので」紹介した。その記事を津田大介氏にtwitterで言及してもらったらしく、その記事は(本ブログにしては)よくアクセスされた。 なので「読んでダメなら紹介しづらいなぁ」と思いつつ本書を読んだが、まさに『日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか』と同様に自分の問題意識とまったく一致していたので「ぜひとも広く読まれるべき本だと思い」ここで読書メモを載せて紹介したい。 その問題意識とは、おおざっぱには<日本では(本来の)民主主義が成り立っていない。その大きな原因は政治に関するメディアの状況が低レベルだからだ。ネットの力でその状況を改善できないか>というものだ。より多くの人が本書を読み、同じような問題意識を持ってもらえれば、と思う。 なお、私は本書を読んで「なるほど津田氏の問題意識が山田
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