5月16日、ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦の大物戦犯、元司令官ラトコ・ムラディッチ被告(写真)の裁判が16日、旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷で始まった。写真は代表撮影(2012年 ロイター) [ハーグ 16日 ロイター] ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦の大物戦犯で、ジェノサイド(民族大量虐殺)など11の罪に問われたセルビア人勢力の元司令官ラトコ・ムラディッチ被告(70)の裁判が16日、旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷(オランダ・ハーグ)で始まった。 検察側は冒頭陳述で、被告がセルビア、ボスニア、クロアチアの大部分の地域で、非セルビア人を排除する大計画を実行したと非難。「それぞれの罪において、被告の有罪を明確に立証する証拠を提示していく」と強調した。