英政府、ケニア人拷問に補償か=独立前の反乱弾圧 英政府、ケニア人拷問に補償か=独立前の反乱弾圧 植民地時代、英軍から拷問を受けたと英国で提訴した3人の原告の1人、ケニア人女性のジェーン・ムソニ・マラさん=2011年4月、ロンドン(AFP=時事) 【ロンドンAFP=時事】6日付の英紙ガーディアンは、1963年のケニア独立前の反英闘争「マウマウ団の乱」(52〜60年)弾圧で、駐留英軍から拷問を受けた被害者への補償を英政府が検討していると報じた。被害者が英国で起こした補償請求訴訟で、英政府は2012年10月、敗訴し上訴中。同紙は英政府が被害者弁護団に宛てた書簡を入手、和解協議入りを確認したと伝えた。 マウマウ団の乱ではケニア人1万人以上が殺された。オバマ米大統領の祖父もこの乱で拘束された。英政府は長く、弾圧の法的責任は独立後のケニア政府に継承されたと主張してきた。しかし、英公文書の発掘が進み、