東京都葛飾区の知的障害者の男性(60)が、何者かに無断で計27回の養子縁組手続きを行われ、姓が平成14年以降12回変わっていたことが26日、分かった。振り込め詐欺グループの銀行口座開設や携帯電話の新規契約に悪用された可能性もあり、男性は同日中に、養子縁組の無効確認を求める訴えを東京家裁に起こす。 代理人の太田晃弘弁護士によると、男性は万引などで複数回逮捕され、路上生活と服役を繰り返す累犯障害者。服役中を含め、これまでに10人の養子となる縁組が行われたほか、他人の姓を変えるためとみられる養父としての縁組も17回繰り返されていた。 縁組届は主に関東地方の自治体に提出され、署名の筆跡は男性と異なるという。縁組の相手方が訴訟を起こしたため前の姓に戻ったケースもあり、「親子」双方とも犯罪に利用された可能性がある。 今年4月の出所後にも改姓があり、出所者サポートを行う東京都地域生活定着支援センターなど
大阪・枚方市の障害のある女性が、自動車を所有していることを理由に、生活保護を一時、支給されなかったのは不当だと訴えた裁判で、大阪地方裁判所は、「車がないと病院に通うのが難しいのに、自治体の検討が不十分だった」として、枚方市に170万円余りの賠償を命じました。 大阪・枚方市の佐藤キヨ子さん(73)は足が不自由で、7年前に生活保護を受け始めましたが、自動車を所有していることを理由に、平成19年から2年間にわたって市から生活保護の支給を打ち切られました。 厚生労働省の通知では、生活保護を受ける障害者が車を所有できる要件として、病院に通うために必要であることなどが示されていて、佐藤さんが枚方市に賠償などを求めた裁判では、この要件を満たすかどうかが争点になりました。 19日の判決で、大阪地方裁判所の山田明裁判長は、「佐藤さんの場合、タクシーの利用は経済的に合理的と言えず、自分の車以外での通院が難しい
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