自転車は「車両」であり、車道を走るべきだとする警察庁通達の実現のため、新潟市は市内の交差点で、自転車が交差点を直進して横断できる道路表示の設置実験を始めた。 ビデオ撮影やアンケート調査などでデータを集め、今後の道路表示の設置に生かす。 同市土木総務課によると、実験は11月10日~12月10日に自転車レーンが設置済みの同市中央区の県道51号(通称・笹出線)の新和交差点で行われている。 レーンと同じ青色の矢羽が交差点内に塗られ、自動車ドライバーに対しても、自転車が走る場所であることを明示している。同課では「データを元に色や大きさなどをより分かりやすいよう改良し、正式な設置の際に生かしたい」としている。 警察庁が2011年10月に出した通達によると、自転車の車道通行の徹底などと並び、歩道と歩道をつなぐ形で設置された自転車横断帯の撤去が指示された。車道左端を通行する自転車が横断帯を通るためには、一