使用済み注射器で肝炎、発症の女性が病院提訴 福岡県豊前市の女性(83)が同県吉富町の医療法人・唐原内科クリニックで、C型肝炎患者に使われた注射器を誤って使用され、C型肝炎を発症していたことがわかった。 女性はクリニックと院長に約7000万円の損害賠償を求める訴訟を福岡地裁行橋支部に起こしており、クリニック側は注射のミスを認めている。 訴状やクリニックによると、女性は2010年10月、食欲不振などの体調不良でクリニックに入院。同年12月、C型肝炎患者に使用された注射器を看護師が誤って女性に使ったという。 女性は意識障害を起こして、脳症を発症。ほぼ寝たきり状態となり、さらに11年1月には急性C型肝炎と診断された。女性側は裁判で院長は看護師を指揮監督する立場にあったと主張している。 女性は今月13日、業務上過失傷害容疑で院長を県警豊前署に告訴し受理された。 院長は取材に対し、「注射器を誤って使い