経済産業省の有識者会議「調達価格等算定委員会」は11日、再生可能エネルギーの電力を電力会社が買い取る制度の2013年度の価格案をまとめた。 太陽光発電の買い取り価格は、12年度から約1割(約4円)引き下げ、1キロ・ワット時あたり38円程度とする。発電コストが高い太陽光の買い取り量が増加することなどから、消費者の電気料金への上乗せ額は月額120円と、12年度(87円)に比べ約4割増える見通しだ。 価格案では、大規模太陽光発電所(メガソーラー)など非住宅用太陽光(出力10キロ・ワット以上)が12年度から4・2円下がって37・8円に、住宅用太陽光(10キロ・ワット未満)が4円低い38円が妥当とした。買い取り期間は非住宅用が20年、住宅用が10年と据え置いた。