地域 復帰前の米軍犯罪記録 事件帳第2弾発刊2011年9月26日 Tweet 「沖縄占領米軍犯罪事件帳 第2弾」の著者で元コザ渉外労務管理事務所所長の天願盛夫さん=16日、琉球新報中部支社 【うるま】1972年の本土復帰直前まで約20年間の沖縄の米軍犯罪をまとめた「沖縄占領米軍犯罪事件帳 第2弾」がこのほど発刊された。著者はコザ渉外労務管理事務所元所長の天願盛夫さん(72)=うるま市。天願さんは「沖縄のおじいさん、おばあさんが敗戦後になめ尽くした辛酸の数々を今を生きる人たちに知ってほしかった」と出版の理由を説明した。 収録したのは、沖縄が日本から切り離された対日講和条約発効の1952年4月28日から本土復帰直前の72年5月14日までの期間。 天願さんは法政大学法学部を卒業後、琉球政府の法務局に就職。その後、県庁に移り、県対米請求権事業協会事務局長などを歴任し、数々の米軍犯罪による県民