政府は、日本の排他的経済水域(EEZ)の基点でありながらこれまで無名だった計39の島に名前を付け、公表した。 沖縄・尖閣諸島の四つの島も含まれており、日本の海洋権益を確保する姿勢を内外に示す狙いがある。 新たに名前が付いたのは、尖閣諸島の久場島周辺の「北西小島(ほくせいこじま)」「北小島(きたこじま)」「北東小島(ほくとうこじま)」、大正島周辺の「北小島(きたこじま)」など、北海道から沖縄県までの39の島だ。 政府は2009年、EEZの基点となる離島を安定的に管理・保全するなどとした基本方針を策定。対象となる全国99の島のうち、地図や海図に名称が記載されていなかった49島について命名作業を進めていた。