ソフトウェア開発において、部品化/再利用は永遠の課題とも言える。昨今ではオブジェクト指向やSOAが注目されているが、本格的に普及しているとは言い難い。では、なぜソフトウェアの部品化は進まないのだろうか。今回は部品化/再利用に関する法則を紹介する。 ソフトウェア構築の生産性向上、品質向上のために、ソフトウェアを部品化して再利用することが重要なことは、コンピュータが出現した当初から指摘されてきた。それなのに、現在でもオブジェクト指向だのサービス指向だのと騒いでいる。 なぜソフトウェアの部品化/再利用は進まないのか? 工業分野では、部品の標準化は常識である。 例えばボルトの寸法はJISで定められており、「M6」と指定すれば、頭部分の寸法やネジのピッチは周知であり、いちいち指定する必要はない。しかも、それに対応するナットや工具があることが保証されている。標準化が生産性向上やコストダウンに貢献するこ
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