連載目次 前回までは、WSH(Windows Script Host)の基本的な構文や記述方法について解説してきた。これだけでも数値計算や文字列処理といった一通りのことは可能であるが、今回からは、WSHを便利に使いこなすのに必要となる「オブジェクト(Object)」について取り上げる。 オブジェクトとは 第1回でオブジェクトとは「便利な機能を実現するための道具」と書いたが、ここではもう少し詳しく説明しよう。 オブジェクト(Object)は英語で「物」を意味するが、その言葉の意味するとおり、ある機能を持った「物」である。オブジェクトは物なので、一般用語の「物」と同じように、その物ごとの性質や動作を持っている。 例えば著者自身を表す「大介」というオブジェクトを考えてみよう。 「大介」オブジェクトは、「名前」「性別」「身長」「誕生日」「住所」などの「性質」を持っている。この性質のことをプログラミ
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