ラップにはメロディがない、その代わりとしてラップにはライムとフロウがある。それらは詩、つまりリリックによって生まれるものである。そのためラップのリリックは他の音楽に比べてルールが多く、作るのは大変難しい。しかし、逆に言えばそれはラップの醍醐味であり楽しさの1つである。 ライム ライムとは漢詩でいうところの韻である。ライムには詩の印象を強める効果がある。詩の世界では全世界的に使われている作詞技術の1つである。ラップにとってライムは重要とされている。なぜならラップとはリズミカルなしゃべりであり、ライムによってそのリズムを形作るからである。つまりライムこそラップをラップたらしめる要素なのである。ライムつまり韻とはリリックの部分部分で文字数と母音を合わせることである。節の終わりで韻を踏むのが基本だが、頭で踏んだり、途中で踏んだりもする。どの場合でも何文字か数を合わせて韻を踏んでいく。1文字だけでは