木工を志向する人にとって、その技術体系の基礎を学ぶことは必須の要件だ。 過去何度かこれに関わることなどを記述してきたように思うが、本日未明、小諸、天池の谷 進一郎さんから寄せられたコメント内でのお奨めもあり、また訓練校(現在は地域によって「技術専門校」などと称されるようだが)の来年度の〆切が直前に迫っていると言うこともあるので、緊急のエントリーになってしまった。 工芸一般、全てがそうだとは言わないが、こと木工というカテゴリーにとってはその技法を学ぶということは重要なことになる。 その理由はいくつかあるが、まず最初に理解していただきたいことは木工というカテゴリーの工芸は木を切って、削って、穴を開けて、ホゾを付けて、嵌め合わせて、等といった多くの工程の集積であるということで、これを制御し、精緻な組み合わせを完遂させる様々な技法というものが、あらゆる要素の前提になってくるということになる。 何よ