5月末~6月に発表された各社の支持率は朝日新聞29%(不支持52%)、共同通信39.4%(不支持45.5%)、産経新聞36.4%(不支持52.5%)と軒並み急落していたが、今回の調査ではさらに“辛め”な数字となった。 政治ジャーナリストの後藤謙次氏は次のように分析する。 「政権を担うリーダーはこういう危機の際はむしろ“強くなる”ものです。ドイツのメルケル首相は支持率が一時80%に達し、多数の感染者・死者を出したイタリア・コンテ首相ですら支持を伸ばしました。 特に安倍首相にとって減点の対象となったのは、危機における『発信力』でしょう」 これまでのところ、日本では新型コロナウイルスによる感染者数、死者数ともに欧米諸国に比べると極端に少ないが、リーダーによる“伝え方”で差が出てしまったか。 <【前回】#1 「ポスト安倍」レースに異変 安倍首相は3位転落、1位は石破茂、では2位は?> <【続き】#