自衛隊の射撃訓練で最初に驚いたことは、訓練後に薬莢を拾い、持ち出した実弾と数があっているか確認するということでした。持ち出した実弾と薬莢の数がきちんとそろわなければ、1日でも2日でも探し続けるのだそうです。自衛隊のスタンダードで使っている64式小銃・89式小銃では薬莢は薬莢受けに落ちていくようにセットしてあり、ほぼ100%そこに落ちるので、薬莢を探し回る事態に陥ることはごくまれですが、他の銃器では薬莢が飛び出すものもあります。とても面倒だなぁと思います。 この薬莢と実弾の数合わせ点検は自衛隊だけでなく警察もやっています。警察はライフルではなくリボルバーがメインなので、実弾を撃っても薬莢がどこかに落ちることはありません。警察は射撃レンジに薬莢を並べる箱があり、弾を入れ替えるときに薬莢を並べていき、最後にその容器をもって点検を受けるようになっています。 予算がなく特殊な薬莢に限ってリサイクル活