南海トラフの巨大地震が起きると、東日本大震災の12倍の災害廃棄物が発生するという新たな試算がまとまりました。 東日本大震災と同様、3年で処理を終えるには最大で200隻を超える船を確保する必要があり、環境省は、処理期間や廃棄物の運搬方法などについて検討を進めることにしています。 この試算は、環境省が設置している有識者などによる作業チームがまとめました。 それによりますと、南海トラフの巨大地震や津波で発生する災害廃棄物は、全国で2億4700万トン余りと、東日本大震災のおよそ12倍に達すると試算されています。 地域別にみると、四国がおよそ7160万トンと最も多く、中部がおよそ6290万トン、近畿がおよそ4430万トンなどとなっています。 東日本大震災では、災害廃棄物の処理をほぼ完了するのに3年かかりましたが、今回の試算では、南海トラフ巨大地震についても、全国で広域処理すれば、処理は3年で終えられ