ボクが小学五年生の頃だったと思いますが、当時は深夜アニメ枠というのもほとんどなくて、「オタク向け」とされるアニメの時間も一週間のうちほんのわずかでした。 その頃の人気作品といいますと、代表的なものに「ズッコケ三人組シリーズ」や、宗田治の『ぼくらの七日間戦争』を中心とした「ぼくらシリーズ」があり、低学年向けには「かいけつゾロリシリーズ」も学級文庫の人気者だったと思います。 ファンタジーでは水野良の「ロードス島シリーズ」を好んで読んでいる人もいましたし、当時のブームでもあった「学校の怪談」なども男女問わずやはりみんな借りていたように思います。 そんな中「ライトノベル」というジャンルが大きく知られるようになった、あるアニメ作品が放送されます。 それが1995年から三度にわたってアニメ化された神坂一原作の「スレイヤーズ」シリーズでした。 ライトノベルのルーツとしてよく名前が挙がる「ロードス島戦記」