IPAは、毎月発表するコンピュータウイルスや不正プログラムの状況分析から、「今月の呼びかけ」を発表している。今月は、迷惑メールによる被害が増加していることへの注意を呼びかけている。まずは、報告された事例を紹介しよう。 有名女優を使った迷惑メール 8月にIPAに寄せられた相談では、 海外の有名ニュースサイトからのメールのリンクをクリックしたら、ウイルス対策ソフトが反応した メールで届いた有名映画女優の映像へのリンクをクリックしたら、パソコンにウイルスが感染しているというメッセージが出続ける といったものが報告されている。有名女優名を件名に含めたり、スキャンダラスな内容を含めることで、受信者の興味をひくことから始めるという手法である。悪意を持つ攻撃者は、差出人として実在する企業などを名乗り、メール本文をHTML形式で送り付ける。 実在する企業に関係する内容になっているため、つい信用してしまい、