ブックマーク / goldhead.hatenablog.com (55)

  • オーボンヴュータンの焼菓子を食べる! - 関内関外日記

    おれは2009年にこんな記事を書いた。 goldhead.hatenablog.com 職場へのお土産でいただいたケーキべて、「こんなケーキべたことねー!」となった。店の名前をしっかり覚えた。 goldhead.hatenablog.com ついにオーボンヴュータンのケーキを買いに行ったのが2015年のことである。おれはホールケーキ一つ一人で平らげて、至福のときを味わった。 そして、2024年。あれ以来オーボンヴュータンをべていない。理由は遠いから。いや、遠いといっても横浜から尾山台だ。行けないことはない。が、行かなかった。まあ、大好きなものは遠くにありて思うものだ、という。 が、ふと思った。クッキーとかなら通販で買えるのかな? と。そして、ホワイトデーが近かった。職場へ配るホワイトデーを名目に、買ってみようかな? と。 おれはあまり、クッキーの類が好きとはいえない。なんかパサパサし

    オーボンヴュータンの焼菓子を食べる! - 関内関外日記
    osiripenpenski
    osiripenpenski 2024/03/21
    苦いのはキャラメリゼを焦げる直前まで引っ張るからかも。青葉台に弟子の店(ピュイサンス)あるけど遠いのは一緒かも
  • 神奈川育ちのおれの日本の地方の印象 - 関内関外日記

    togetter.com こんなまとめを読んだ。 おれの父は広島の生まれで途中から大阪に移って育った。大学で東京に出た。そのまま東京で就職した。 おれの母は横浜の生まれで途中から大阪に移り、高校のころ横浜に戻り、東京で就職した。 結婚したおれの父と母は東京で暮らしたが、父が転勤で札幌に行くことになった。札幌でおれは生まれた。北海道の自然を見てなにかを感じた父は勤めていた会社を辞めた。 しかし、北海道には定住しなかった。そのころ父の父が住んでいた神奈川県鎌倉市の家を増築して、関東に戻ってきた。とうぜんおれも鎌倉についてきたが、まだ物心つく前の乳幼児のころの話であって、おれに札幌の記憶はない。 おれは鎌倉で育った。そして、中高時代は逗子に通った。つるんでいた連中は横浜の南の方から湘南あたりの人間ということになる。そんな中高生が街に遊びに行くというと、「横浜駅」が北限であって、東京都まで行くこと

    神奈川育ちのおれの日本の地方の印象 - 関内関外日記
  • 秋の大磯さんぽ - 関内関外日記

    おれはコロナ禍になってからあまり出歩いていない。出歩いて写真を撮ったりしていない。だが、文化の日に女の人と大磯に行くことになった。はじめは新大久保あたりで生キムチでもきめるかという話だったが、おれの胃の調子が悪いのでべる方向はやめた。 Jアラートでなんとなく目が覚めたおれが立つ朝の山手駅。今回のカメラは「iPhone 14 Pro」である。カメラとしてどのていどのものか、レンズ交換式カメラは持ち出さなかった。 さて、いきなり大磯駅である。大船から東海道線、藤沢を過ぎてちょっとしたら大磯だ。近い。 今日はビーチには行かない。 なんか小さななんかがあったりする道を行く。 はい、最初の目的地「めしや大磯港」。 めしや 大磯港 - 大磯/魚介料理・海鮮料理 | べログ しけの日は休店とかいう港にあるハーコーな海鮮料理店である。レビューなどを見ると、11時開店前には行列ができているという。という

    秋の大磯さんぽ - 関内関外日記
  • 「低身長は屈辱的なさらし者になっても所詮は社会的な劣等者だから黙って受け入れろ」と素直に言え - 関内関外日記

    president.jp おれはチビなので、これから書くことはゴミみたいなチビ虫が成長しないメンタリティできちがいじみた恨み言を書いていると思われるだろうし、そのとおりだとコメントされることだろう。 それをわかったうえで書くが、この記事についたたくさんのコメントには虫酸が走った。ただでさえ、低身長を馬鹿にされ、肉体的に弱く、人から見下される人間が、さらに「背の順」で晒し者にされる屈辱というものがある。身長など生まれがほとんどでどうしようもないことについて(これには早生まれの差も含まれる)、それを先生とかいうものの強制によって、さらに可視化され、わかりやすく、指差しやすくする。「あいつはチビだ」、「あいつもチビだし、こいつもチビだが、あれが一番のチビだ」。 「社会に出ても低身長のものは劣ったものとされるのだから、学校時代からそれをわからせるべきだ」という声もある。間違っているのは社会だとして

    「低身長は屈辱的なさらし者になっても所詮は社会的な劣等者だから黙って受け入れろ」と素直に言え - 関内関外日記
  • ブラッド・ピットの『ブレット・トレイン』はそれほど「変」ではないけど、楽しめる映画でしたよ! - 関内関外日記

    夜の東京を走る新幹線 ブラッド・ピット主演で伊坂幸太郎原作の変な日を舞台にした映画が作られる、という一報のときにはけっこう話題になっていたような気がする。が、公開となって、たとえば『トップガン・マーヴェリック』のような熱気(自分が行った映画館では、まだIMAX上映してました)も伝わらず、「ひょっとしてあまりうまくいっていないのでは?」とも思ったりした。 が、実際に映画館に足を運んでみればほぼ満席だし、悪くねえ映画じゃないかという気はした。おれはべつに映画に崇高な理念とか、社会的正義の気付きとか求めてねえし、こんなんでいいんだよって思った。 寿司とラーメンよな。 pic.twitter.com/rEIwl7Fg32— 黄金頭 (@goldhead) 2022年9月10日 ラーメンと寿司を出す店があってもいい。そんな感じだ。ちなみに、寿司は職人が目の前で握っているし、でかい魚を捌いたりしてい

    ブラッド・ピットの『ブレット・トレイン』はそれほど「変」ではないけど、楽しめる映画でしたよ! - 関内関外日記
  • 和歌山の加太へ、わさびスープを食べに行く - 関内関外日記

    特急サザンは南へと向かう。 ザ・和歌山。 和歌山市駅を見下ろすおれ。 ビールだろ。 明け方、目を覚ます。外を見る。赤い電車だ。 はい、赤くはないけど「めでたいでんしゃ」。四色ある。 車内は海感あふれる。吊り輪は木製。 シートも魚介類。 海沿いを抜け、なんか山に入ったな、とおもったら到着。 ここはどこ? 加太。 観光地、加太。「かだ」と読みます。 前期のアニメなのに劣化が激しい海の街。『サマータイムレンダ』は録画してある。 弁当にバイキンマンは大丈夫なのか? ロングサイズだぜ。 タバコ吸いたくなるぜ。 ネコの国と正義を求めよ。 天草を干している。 犬には吠えられる。 海が近い感じ。 倉庫みたいな感じ。 ヨクキク。 今日、お好み焼きべません。 ここは紀州加太浦。 鳥居が見える。 淡嶋神社きたー。 ネコの国、ではない。 お参り。……ところで、左右に見えているのは? うおー。 これは。 いった

    和歌山の加太へ、わさびスープを食べに行く - 関内関外日記
  • 舞妓さんの思い出 - 関内関外日記

    bunshun.jp 元舞妓さんがTwitterで未成年飲酒その他の話をぶちまけたら、結構話題が広がっている。おれが舞妓さんで思い出すのは……、前に書いていたので面倒くさいので引用する。 goldhead.hatenablog.com 舞妓さんのお話しを聞く機会があった。といっても、中学の修学旅行でのことである。話の内容は覚えていない。だが、内心で「この人達は将来売春をするのだろうか? しかし、そうだとしたら修学旅行の行事に教師が組み込んだりはしないだろう。よくわからない」と思ったものだった。そして、底辺の人生を歩むことになったおれは、花街での遊びどころか、安いチェーン居酒屋ですら酒を飲めず、安アパートで度数だけ高い安酒をあおるばかりである。そしてまた、舞妓というものは、さらに芸妓というものは男に買われるものなのかどうかわからないままおっさんになった というわけで、舞妓の世界を非常に明るく

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  • 精神障害者が感情移入してしまった、映画『草の響き』 - 関内関外日記

    草の響き 東出昌大 Amazon 工藤和雄(東出昌大)は、徐々に精神のバランスを崩し、の工藤純子(奈緒)と共に故郷の函館に帰ってきたばかりだった。精神科で医師の宇野(室井滋)と面談した和雄は、自律神経失調症だと診断され、運動療法として毎日ランニングをするように指示される。札幌から函館へ引っ越してきた小泉彰(Kaya)は、同級生から、夏になったらダイビングしてみないかと誘われる。誘いを了承したものの実はカナヅチの彰は、市民プールへ練習しにでかけ、そこで見事な泳ぎをする高田弘斗(林裕太)と出会う。弘斗の姉、恵美(三根有葵)も加わり、3人は人工島「緑の島」の広場で遊ぶようになる。広場で花火をする彰たち。その周囲を走る和雄に気づき、彰と弘斗は追いかけるように走り出す。この日を境に、3人は時々一緒に走るようになる...。 おれは佐藤泰志原作映画『海炭市叙景』に打ちのめされて、佐藤泰志作品を読むよう

    精神障害者が感情移入してしまった、映画『草の響き』 - 関内関外日記
  • 早助よう子『恋する少年十字軍』を読む - 関内関外日記

    恋する少年十字軍 作者:早助よう子 河出書房新社 Amazon 『アナキストをよむ』をよむ - 関内関外日記 栗原康ので知ったを読んだ。 早助よう子という名前も知らなかった。なんとも奇妙な、奇っ怪な小説集だった。情景が、発想がぴょんぴょん跳ねてとんであちこちに行く。マジック・リアリズムというにも、なんとも落ち着きのない印象がある。病人のおれが言うのもなんだけれども、どこか病的な飛躍という印象すらある。とはいえ、どこか地に根を張っている部分もあって、いたずらに跳ね回っているばかりでもない。一貫したなにかがあって、そこが魅力になっている。 文章にもぐいっと惹かれるところがある。 不安の道にあえて踏みこみからだをなげだし、まきこまればらばらに流されてずうっといくと線が途切れた先に小屋をみつけることがある。小屋のなかにはたまに誰かがいる。でかい頭陀袋をひいていたりぼろきれを体にまいていたり痩

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  • 40代のおれは無敵で最強すぎるから直線でおまえらをぶっこ抜いてやる - 関内関外日記

    1979年に生まれたおれは、今年43歳になる。 どうせ俺らは早く死ぬ - phaの日記 生きに生きて40歳、俺らは結構長く生きた - シロクマの屑籠 『自由』が『虚無』と化した先の人生の生きがいについて(あるいは個人主義と共同体主義の狭間で) - 自意識高い系男子 自分の人生に飽きたくない - インターネットの備忘録 40代話が流行っていたらしい。43歳になるおれは、人生の階梯を登ってきた同輩とはどうも違う。おれは20代前半から今に至るまで、仕事人生もなんら進歩していない。底辺の給与があったりなかったりして、夏暑く冬寒いボロアパートに単身で暮らしている。結婚もなければ、子供を持つこともない、なにも変わらない。朝、会社に行く。夜、帰る。土日、図書館に行く、図書館から帰る。競馬をする。毎日、酒を飲む。金はない。馬券は当たらない。精神障害は悪くなる一方だ。 ゆえにおれに20代も30代もなかった

    40代のおれは無敵で最強すぎるから直線でおまえらをぶっこ抜いてやる - 関内関外日記
  • 実録! これが四十路男に流れる赤い血だ - 関内関外日記

    おれは野菜ばかりべている。客観的に見たらそういうことになる。ただ、それはおれが菜主義なわけではない。 goldhead.hatenablog.com こちらに書いたとおりである。血糖値が高いと抗精神病薬が飲めなくなる。抗精神病薬が飲めないおれは、抑うつ状態に陥りやすくなり、使い物にならない。元より使い物にならないていどの能力しかないが、それでもまったく動けなくなるというのはつらいものだ。 なので、おれは野菜ばかりって生きている。健康に気をつけているといっていい。けど、アホみたいに酒は飲むけどな。 というわけで、2019年以来、久々に血液検査をした。 前回はこちら。 goldhead.hatenablog.com で、今回。 はいどーん。 まず気にするのは血糖……すげえ「H」じゃねえか。やばい。と、思ったが、血を取ったのが普通に昼を取ったあとの午後一の診療だった。A1C(血糖値の平均

    実録! これが四十路男に流れる赤い血だ - 関内関外日記
  • 1月2日、見知らぬ青年と街を歩くのこと - 関内関外日記

    おせち料理2。 pic.twitter.com/7Seb6hDxa3— 黄金頭 (@goldhead) 2022年1月1日 1月1日の夜にメールが届いた。差出人は、この日記の読者である。ある事情のある22歳の青年がある事情によってある関内のネットカフェにいて、できたら会ってもらえないかという内容だった。事情のない人間はいない。関内にネットカフェはある。1月2日か、1月3日に。 おれは「ええー!」となった。こんなお誘いは初めてだ。それに、おれのあたまにはある文字列が浮かんだ。 はてな→オフ会→事件 どうしたものだろうか。しかるべき筋にも相談した結果、会ってみようということにした。今年のおれはやるのだ。やるなら今しかねえ。今年はやるんだ。だったら1月2日から見知らぬ人に会うということも、あっていいだろう。なにかが変わるかもしれない。 おれは念のため、防刃のことを考えて革のコートを着込んででかけ

    1月2日、見知らぬ青年と街を歩くのこと - 関内関外日記
  • 令和四年 年頭所感 - 関内関外日記

    やるなら今しかねえ。 と、言ってる時点でだせえんだ。 「やった」なら言ってもいい。 「やる」とか言うのはとんだマンモーニだ。 マンモーニでなにが悪い。 けれど、「やる」というのはだせえ。 「やる」と宣言するのはだせえ。 それでも、おれは言わなければやらないタイプだ。 なんらかの枷がなければ、やすきに流れるタイプだ。 そうわかっているから、おれはここで宣言する。 おれは今年、「やる」。 なにをやるのか。 なにか、作ってみる。 今までおれは、これといって、なにも、作らなかった。 今年は、作る。 作って、公募に応募とかしてみる。 おれは酔っている。 酔っているから言っている。 だからおまえに言っている。 やったならいい。 やるというのは恥ずかしい。 恥をしのんで書いているのだ。 やるといってもやらないということもある。 やらないのもおれだろう。 やらないならやらない。 やらないならできないからだ

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  • インターネット・ショッピング - 関内関外日記

    ここ二ヶ月か三ヶ月かインターネットショッピングサイトの作成をやった。 最初はベイスだった。お高いんでしょ? いや、初期費用無料、月額費用無料で、売れたものから徴収するだけです。 でもって、すげえ簡単にできた。「え、これでいいの?」というレベルの早さ。個人がやるなら一番だろう。 最初からファンがいる個人、もしくはベイスのテイストにあった個人。発信力のある個人事業主なら、これが一番簡単で、ナイスだと思う。 でも、うちの会社の商品はベイスに合ってない。合ってないし、ベイスはやはり独立ショップだ。モールではない。客の流入が見込めない。 そこで、Yahoo!ショッピングへ出品を試みた。こちらは審査がなかなかに厳しい。会社の謄やら、担当者(おれ)の免許やら、社会保険の支払いなんたらとかを写真に撮って送らねばならない。そこが第一関門。 まずそれをやってみた感想としては、Yahoo!ショッピングに出店し

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  • 生きるのに苦しいなにを食べていいかもわからない - 関内関外日記

    生きるのに苦しい。いまに始まったことではないのだけれど、苦しい。苦しさは増す一方で日に日に生きる難度は高くなっていく。人間、普通、経験を積み、生きることは楽になっていくはずだ。一般的にいえば、収入なども上がっていくはずだろうし、暮らしも楽になっていく。ところがおれはといえば、苦しくなっていく。双極性障害が、悪化しているということでもない。ただ、加齢がある、老いがある。同じダメージでも、こちらの基礎体力のようなものが弱まっていれば、相対的に、そういうことになる。 頭がまわらない、軽い倦怠感につきまとわれる、なにもする気がおこらない。部屋は散らかる一方だ。今は、こうやって文章を書くことすらつらい。おれが文章を書けないというのは、そうとうなことだ。おれにしかわからないことだが。 思うに、おれはおれの抱えている重さに、無駄に耐えてしまっているようにも思える。なんとか、生きてしまっているから辛い。も

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  • 冷しゃぶサラダのピークは去った - 関内関外日記

    「おれはあればかりべている」、「わたしはこればかりべている」。当か。当なのだろう。しかし、どうやってそれを証そうか。写真に撮って、アップする。それでよい。そもそもTwitterなど、結論の出ない議論を延々と続けるような場所ではない。なにをったか、それをアップする場だ。おれはそのようにした。 そしておれはこの夏、冷しゃぶサラダをべた。べた。べつづけた挙げ句、飽きた。天候不順でレタスも高くなった。もう限界だ。おれはやめる。冷しゃぶサラダのピークは去った。街ももう落ち着いている。おれは新しいなにかをべるのだ。 豊穣の、秋へ。 冷しゃぶサラダ。 pic.twitter.com/Py60UfPmYM— 黄金頭 (@goldhead) 2021年7月12日 冷しゃぶサラダ。 pic.twitter.com/Zr0lxllJ9D— 黄金頭 (@goldhead) 2021年7月13日

    冷しゃぶサラダのピークは去った - 関内関外日記
  • わいせつ五輪開会式の村 - 関内関外日記

    一ヶ月前、ぼくはワクチンの接種を受けた。注射器の形はわいせつな形をしていた。ぼくらの世界には表の世界との秘密コネクションがあって、品不足とされているワクチンも、独自のルートで入ってくる。日本代表のわいせつ石こう職人のぼくは、優先してワクチンの接種ができたのだ。 四年に一度の、大会が始まる。この大会の起源はわかっていない。最初の村で行われていた村祭りが大きくなったというものもいるし、村がいくつにも増え、その交流の場として生まれたという研究者もいる。 やがてこの祭りは大きくなった。日の津々浦々に隠れ住んでいるわいせつの村の者たちが集い、その技量を比べ合う大会となった。開催は四年に一回。ひそかに日国中からこの道の猛者たちが集い、二週間それぞれの技を競い合う。勝利者には金色に輝くわいせつな形のメダルが贈られることになった。 この大会がさらに大きくなった。世界各国にも、ぼくたちと道を同じくする村

    わいせつ五輪開会式の村 - 関内関外日記
  • 心安なる人生のために - 関内関外日記

    心安なる人生のために。 あるいはすべての死んだ馬のために。 朝目覚めたら、体を起こすまえに「一、二、三」と数えなさい。それを三度繰り返しなさい。 できるだけ多くの草と木の名前を覚えなさい。 寝る前にミルクを飲んでも歯を磨きなさい。 はじめて会う人に敵意を持たないようにしなさい。 あらゆる人間は、自分を含め、信用に値しない。 あなたのことを知っている人間を信じないようにしなさい。 いくら疲れていても事は最低一日に二度とりなさい。 町で犬の死骸を見なくなった。 よいワインは美味であることを知っているということだけに満足しなさい。 身につける革は羊革だけにしなさい。 単純なリズムだけ信じること。 喉を痛めたら、トラネキサム酸が含まれた風邪薬を飲みなさい。 あらゆるものが、あなたの魂と同じ大きさであることを自覚しなさい。 片方のの裏の減りだけが早いときは、片方のだけ売る屋がないということを

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  • 令和になってもスターバックス怖いおれ―穂村弘『人魚猛獣説 スターバックスと私』を読む - 関内関外日記

    人魚猛獣説 (スターバックスと私) 作者:穂村 弘 かまくら春秋社 Amazon また穂村弘のである。「スターバックスと私」ときたもんである。なにやら2008年にスターバックスのウェブサイトのクリスマス企画を単行化したものらしい。スターバックスのお客さんや店員から送られてきたスターバックス短歌などを紹介している。 おれとスターバックス、スターバックスとおれ。 おれがスターバックスに入ったのは一度か二度である。正直、怖くて入れないのである。なにをどう注文していいのかわからないのである。おれが怖い外チェーンは二郎、サブウェイ、スターバックスである。え、二郎はチェーンじゃない? まあいいじゃないか。 というか、女と出かけたりしたとき、ちょっとコーヒーでもってときに、スターバックスの席が空いていたためしがほとんどないのだけれど、みんな朝から並んでいるのだろうか。よくわからない。 ともかく、な

    令和になってもスターバックス怖いおれ―穂村弘『人魚猛獣説 スターバックスと私』を読む - 関内関外日記
  • きみは一冊29,700円(税込み)の本を買ったことがあるか? - 関内関外日記

    きみは一冊29,700円(税込み)のを買ったことがあるか? おれはある。 シオランの『カイエ』どーん。 うおー高い! なんでこんなに高いかよ。おれにはわからん。わからんが、おれはシオランの『カイエ』を自分のものとしたいという思いが強かった。ただ、高い。でも、図書館で借りまくってほぼ自分のものにする、というのでは足りないのだ。おれは敬虔なキリスト者が聖書を持つように、シオランの『カイエ』を持っていたかったのだ。 高いけど買った理由はなんだ? 臨時収入があった。あぶく銭ともいう。ハートのおかげである。いつか競馬場で「ハート! そのまま!」と叫びたい。 goldhead.hatenablog.com しかしまあ、おれもよう買ったな。法政大学出版局もよう売っとるよな。アカデミックな学術書的なやつはこのくらいするのか。おれの知らない世界。まあいい、おれはシオランの『カイエ』を手に入れたぞ。 でもな

    きみは一冊29,700円(税込み)の本を買ったことがあるか? - 関内関外日記
    osiripenpenski
    osiripenpenski 2021/06/10
    写真の仏語のとこ、L'ironie est la mort(?) de la のあと、なんて書いてあんだろ