長年、グルメサイト界を牽引してきた「食べログ」、そして大人数の飲み会などで欠かせない「ぐるなび」。しかし、近年ではGoogleマップやInstagramなど、「プラットフォーム」と呼ばれるソーシャルメディアが存在感を強め、若者を中心に利用者の流出が加速しているという。 株式会社ぐるなびの決算発表によると、営業利益が前年比74.4%減、最終利益が81.8%減と大幅に下落。6月19日、楽天の常務執行役員を務めた杉原章郎氏が代表取締役社長に就任し、経営立て直しを図っている。 利用者の流出が加速するきっかけとなったのは、1月18日に行われたGoogleマップのアップデート。新たに「検索の絞り込み機能」が追加されたことで、飲食店舗の検索が可能になり、グルメツールとしての機能が劇的に向上したのだ。 「もともとは『食べログ』を利用していました。でも、Googleマップの使い心地を知ってしまったら、もう戻