熊本日日新聞が報じた、陸上自衛隊による民間人に対する思想調査疑惑は大きな反響を呼んでいる(熊日新聞のサイトで全文無料公開中) 陸上自衛隊の情報部隊が、大学教授やNPO関係者らについて、「愛国心」「対自衛隊感情」など思想・信条にかかわる情報を収集していた——。熊本日日新聞が立て続けに報じた自衛隊の「思想調査」は、国家機関による市民の情報収集という重大な問題を明るみに出した。この調査では、「異性関係」や「性的嗜好」まで調査項目に入っていた。個人のプライバシーを脅かす行為であり、日本国憲法が保障する内心の自由に反する深刻な問題だ。 これらの問題はどのようにして報道に至ったのか。どんな困難や葛藤があったのか。取材班を率いた熊本日日新聞の植木泰士記者(37)にインタビューし、スリリングな取材のプロセスを存分に語ってもらった。 (聞き手:フロントラインプレス代表・高田昌幸) 熊日が報じたスクープの中身

