日本の製造業はUL不正を一向に解消できずに問題が深刻化している。日本企業をUL不正に陥らせる「闇」の部分に手を打たなければならない。(出所:日経クロステック) 泥沼化という表現がぴったりだ。日本の製造業において米国の安全規格であるUL規格*1の不正(以下、UL不正)問題がさらに深刻さを増している。ここに来て、新たにパナソニックホールディングス(HD)の事業会社であるパナソニックインダストリー(大阪府門真市)がUL不正に手を染めていたことが発覚した(図1)。対象は車載部品や家電、半導体、各種電子機器の電子回路基板などに使う材料。出荷先は世界で400社に上る。
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