暑い季節になると、ガツーン! と喉にくるキツめのお酒が恋しくなりませんか? 2010年ごろからじわじわと人気が高まり、ショットはもちろんカクテルのベースとして気軽に親しまれるようになったテキーラもこれから飲みたくなるもののひとつ。そんな感度の高い人々が更なる刺激を求めて今注目しているのが、北アメリカで最も古い歴史を持つ『メスカル』という蒸留酒。「虫やサソリが入っているもの」として認識している人も多いかもしれませんが、実はもっと繊細で奥深いものなんです。 伝統的な製法や文化を重んじるメスカルブランド「ピエルデ・アルマス」を取り扱うAndMezcal社のマイケル・グレコ氏に、まだあまり知られていないメスカルのディープな世界をガイドしていただきました! マイケル・グレコ氏 そもそも“メスカル”って、なに? 「釜で調理されたアガべ」という語源のように、メスカルとはアガベ(竜舌蘭)を原材料としたお酒