ゲームソフト『妖怪ウォッチ』 第1作目の売り上げは、 110万本を突破。テレビアニメは高視聴率、 関連玩具も売り切れ続出と、社会現象に。 その仕掛け人が、 ゲームクリエイターの日野氏だ。 ゲームの世界に入ろうと思ったのは、子どものころに『ドラゴンクエスト3』(正式表記はローマ数字)に感動したことがきっかけです。当時はファミコン用のソフトだったんですが、絵がものすごく単純じゃないですか。これで人を感動させられるのはすごいなと。家庭用ゲーム機に可能性を感じたんです。 その後、コンピュータ専門学校を卒業し、最初はシステムソフト会社、その後ゲームソフト開発会社に転職。そこでディレクターの仕事をさせてもらって、30歳で独立してレベルファイブを立ち上げました。 僕は、結構下積みの時代が長いんですよ。最初は、SCE(ソニー・コンピュータエンタテインメント)の下請けでRPG(ロールプレーイングゲーム)の開