[14日 ロイター] 東日本大震災で地震と津波、原発事故という未曽有の3重災害に見舞われた日本に対し、世界からは同情の声が寄せられた。しかし、過去25年で最悪の原発危機を今後数カ月のうちに収束させることができなければ、そうした声はフラストレーションに変質する可能性がある。 4月14日、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた日本に対し、世界から同情の声が寄せられているが、原発危機が長期化すれば怒りに変化する可能性がある。写真は10日に撮影された福島第1原発4号機。東京電力提供(2011年 ロイター) 福島第1原発の危機が長引くにつれ、日本には世界の目がますます強く注がれている。専門家らは、日本政府が情報を包み隠さず、危機管理にも能力を発揮できなければ、輸出依存度の高い日本経済にとって打撃となる世界的なイメージダウンに直面すると指摘する。 韓国や中国など隣国の一部はすでに、日本に厳しい視線を向け始