NTTは25日、インターネット経由で情報処理を行うクラウドコンピューティングとスマートフォン(多機能携帯電話)を組み合わせて、視覚障害者の外出を支援する歩行ガイドシステムを開発したことを明らかにした。2012年度から自治体などと実証実験を行い、数年後の実用化を目指す。 歩行ガイドは、(1)利用者の眼鏡などに装着した超小型カメラに写る街の映像を、スマートフォンから高速無線通信でクラウドに常時送信(2)クラウド上の画像分析ソフトで、送信された画像を即座に解析(3)道路標識や障害物などを割り出し、音や声で利用者を誘導する―という仕組みだ。 例えば、利用者の前方に段差やコーン標識、看板などがあれば、画像パターンでこれらを認識。効果音で迂回(うかい)が必要な工事の存在を知らせたり、音声で看板の表示内容を読み上げたりする。 【関連記事】 【特集】最強モバイルを探せ〜「iPhone4S」発売!