15日、睡眠改善委員会のメンバーである古賀良彦は「軽度短期不眠状態に介入する臨床的意義 -4万人データが語るもの-」を発表した。 軽度短期不眠状態とは、通称「かくれ不眠」と呼ばれ、慢性的な不眠ではないが、睡眠に悩みを抱え、日常生活に影響があり、さらに睡眠の重要性に対して認識が低い状態の事を指す。 今回発表した内容は、こんな「かくれ不眠」者の回答を分析している。 調査結果は、睡眠改善委員会のホームページから回答した45,137名が対象。 結果によると、全般的に女性の方がやや「かくれ不眠」度が高く、若年層では生活の不規則さをうかがわせる項目が高かった。また、高年代層になると中途覚醒・早朝覚醒を疑う項目の割合が増大しており、東北太平洋の地域では、「イライラ」、「無気力」がやや高い傾向にあった。 さらに、回答者を特性の近いグループに分類する手法(因子・クラスタ分析)で「かくれ不眠」のタイプを下記5