二十四節季では1月6日からは「小寒」、1月20日からは「大寒」と、一年で最も寒い時期にあたります。太平洋側では乾燥した気候が続き、各地で最低気温が記録されるなど、「寒中」を実感する時季でもありますね。 寒い時には温かな食べ物が欲しくなりますし、体力をつけるために滋養のあるものをとっておきたいもの。冬の歳時記には、これらのヒントとなる、この時季ならではの食べ物の季語が記載されています。 今回はその中から、身近でありながら身体によい食べ物を調べてみました。 滋養のあるものといえば、近年ブームとなっているのがジビエですね。ジビエはフランス料理の呼び名ですが、実は一年のうち冬が旬の食べ物であることをご存じでしょうか? そこで、まずはジビエについて。 ○そもそもジビエとは? ジビエとは狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味し、ヨーロッパでは貴族の伝統料理として古くから発展してきました。その昔、フランス