国際情勢を分析しているアメリカの調査会社「ユーラシア・グループ」は、「ことしの10大リスク」を発表し、最大のリスクとして、中国が進める「ゼロコロナ」政策が失敗し、世界経済が混乱する可能性をあげました。 「ユーラシア・グループ」は3日、「ことしの10大リスク」を発表し、最大のリスクとして新型コロナウイルスの感染を徹底して封じ込めるため中国が進める「ゼロコロナ」政策が失敗する可能性をあげました。 この中では「『ゼロコロナ』政策はおととしの時点では、信じられないほど成功していたように見えたが、現在はより感染力の強い変異株とのたたかいとなっている」と指摘しています。 そのうえで「中国は封じ込めに失敗してより大きな感染を引き起こし、その結果、深刻な都市封鎖につながるだろう」として、「ゼロコロナ」政策の失敗によってサプライチェーン=供給網への影響など、世界経済が混乱する可能性を指摘しています。 また、