ブックマーク / www.udiscovermusic.jp (10)

  • “低音の革命”:UKのニュー・ウェーヴとポスト・パンクがいかにしてベースの奏法を変えたか

    基盤となる部分が変われば、その上に置かれるものにも影響が及ぶ ―― それは物理と音楽の両方における基原理である。1970年代後半から1980年代前半にかけてのイングランドでは、そのことが特に顕著だった。1960年代の革新的なベーシストたちのプレイが、ポスト・パンクやニュー・ウェーヴのサウンドに応用されるようになったのである。 <関連記事> ・早弾きだけじゃない、新たな方向性を開拓した80年代のギター・ヒーロー ・プログレッシヴ・ロック界のベーシスト・ベスト20 ・史上最高のベーシスト・ベスト50 エルヴィス・コステロとブルース・トーマス クラッシュ、セックス・ピストルズ、ダムドといったグループは、UKパンク界が送り込んだ第一の軍勢にすぎなかった。狡猾なミュージシャンたちは、そのあとで次なる一手を模索し始めたのである。「White Riot(白い暴動)」や「God Save The Que

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  • エド・サリヴァンが黒人の歴史に果たした重要な役割:音楽や歴史を紹介し、差別に抵抗した司会者

    Ed Sullivan and Coretta Scott King - Photo courtesy of SOFA Entertainment 1966年生まれの詩人、ジャーナリスト、人権活動家、映画監督兼作家であるケヴィン・パウエル氏による寄稿を掲載。 彼は詩集『Grocery Shopping with My Mother』をはじめ、これまでに15冊の著作を発表しており、近く2パックの伝記も出版の予定。現在はニューヨークのブルックリンに暮らし、同地を拠点に活動を続けている。 <関連記事> ・シュープリームスのオリジナルメンバー、メアリー・ウィルソンが逝去 ・ダイアナ・ロスのシュープリームス脱退、ラスベガスでのさよならコンサート エド・サリヴァンという人物のイメージ 私がエド・サリヴァンという名前を初めて耳にしたのがいつだったか、正確に思い出すことはできないが、1970年代か1980

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  • プログレッシヴ・ロック・バンド・ベスト50:黎明期のグループから現代の猛者まで

    プログレッシヴ・ロック・バンド のベスト50をリストアップすることは、野心的なプロジェクトである。もっとも、優れたプログレッシヴ・ロックは常にある種の野心を描いているのだが。 このリストでは、プログレッシヴ・ロックとその主要なサブジャンルを描き出すことに挑んだ。だが、これは厳格な“バンド”のリストであり、ソロ・アーティスト(あるいは、通常自身の名前で活動していたアーティスト)は含まれていない——申し訳ない、ザッパとオールドフィールドの両氏。次の機会にはぜひ。モダン・バンドも、そして70年代が終わると消えてしまったバンドもいくつか選出しているが、上位にしたのは複数の創造的時代を股にかけて活動したバンドだ。 何がプログレッシヴ・ロックで何がそうでないかを線引きするのは少々難問だった。ヨーロッパ的なアプローチをしつつ、基的にブルースを基調にしていないバンドを優先した。つまりはレッド・ツェッペリ

    プログレッシヴ・ロック・バンド・ベスト50:黎明期のグループから現代の猛者まで
  • プログレッシヴ・ロックのベスト・ギタリスト25:様々なタイプの奏者をランキングで紹介

    Steve Hackett and Mike Rutherford (Photo: Ellen Poppinga - K & K/Redferns) プログレッシヴ・ロックと言われて真っ先に頭に浮かぶのは、マントを羽織ったキーボード奏者がモーグに繋いだケーブルの海を航行する姿である。それにもかかわらず、プログレッシヴ・ロック界の中枢メンバーは常にギタリストであり、ハード・ロックやメタルに並ぶほど多くの大地を揺るがすギター・ソロがプログレッシヴ・ロック界でも簡単に見つけられるだろう。 時にそれらのプログレッシヴ・ロック・ギタリストたちは自分たちのバンドのリーダーや首謀者であり、時にそれらの宇宙飛行を安定させるプレイヤーたちなのだ。この記事は、プログレッシヴ・ロック界の重要ギタリストたちに敬意を表するものである。 *プログレッシヴ・ロックのベスト30曲プレイリスト展開中(Apple Music

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  • プログレッシヴ・ロックのベスト30曲:正典から選び抜いた必聴の名曲たち

    プログレッシヴ・ロックの正典から選び抜いたベスト・ソングに目をやると、人生のあらゆる重要事項について歌われた曲が見つかるだろう。精神の旅、永遠の愛、高速レーシングカー、そして小便のかかった雪を避ける必要性。もちろん不滅のギター及びシンセサイザー・ソロ、そして、思わずスパンコールがあしらわれたケープを羽織ってしまいそうなほど多用されるトリッキーな拍子記号だ。 このジャンルの音楽を30曲に絞り込むのは簡単ではなかったが、少なくとも、かなり長めの曲をいくつか挙げている。さらには、大作と遜色のない4~5分の曲もいくつか加えている。 この記事は、長年の歴史の中で生まれたプログレッシヴ・ロック最高峰の楽曲を選んだものだ。多様性を考慮して、同じバンドを2回以上登場させることは避けた。さぁ、ヘッドフォンの音量を上げて、宇宙へと旅立とう。 楽曲はプレイリストでも展開中(Apple Music / Spoti

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  • 「ヘヴィ・メタル」がこれほどまでに熱心なファンを生んでいる理由

    あご髭をたっぷりと蓄えたアイスランド人がべるハカール (サメ肉を発酵させた珍味) と同じで、ヘヴィ・メタルは人に勧められて好きになるような類のものではない。直感的に好きになるか、青臭い騒音にしか聴こえないか、二つに一つなのだ。 そんな中でメタル・ファンたちは、“生涯メタル一筋”を宣言したり、「Birth, School, Metallica, Death /  生まれ、学校にいき、メタリカを聴いて、死ぬ」と書いたTシャツを着たりする。一方で、“生涯ブルー・アイド・ソウル一筋”と書いたステッカーが貼られている車や、「Give Me British Modern Jazz Or Give Me Death / ブリティッシュ・モダン・ジャズがなければ死を選ぶ」と書かれたニット・キャップは見たことがない。きっと、メタル・ファンだけがそんな風に熱心なのには何か理由があるはずだ。 映画『スター・ウ

    「ヘヴィ・メタル」がこれほどまでに熱心なファンを生んでいる理由
  • 2024~2025年海外アーティスト来日公演情報まとめ【随時更新】

    海外アーティストの来日コンサートの実施も増えてきてこともあり、洋楽ロック・ポップスの来日公演をまとめました。アーティスト名。イベント名をクリックすると興行主のホームページに飛びます。 *情報は随時更新。抜け漏れ追加ご希望などございましたらuDiscoverのSNSや、メール[udiscoverjp☆gmail.com]までご連絡下さい(☆を@に変更) <関連記事> ・過去の来日公演アーカイブ(2024年、2023年、2022年) ・様々なランキング記事一覧 ・コラム一覧 2024年 ■Unearth、Bleeding Through、Skeletal Remains 9月1日(東京 渋谷Spotify O-nest) ■ホセ・ジェイムズ/Jose James 9月1日(神奈川 ビルボードライブ横浜) 9月2日、3日(東京 ビルボードライブ東京) *関連記事:ホセ・ジェイムズ、ビル・ウィザー

    2024~2025年海外アーティスト来日公演情報まとめ【随時更新】
  • https://www.udiscovermusic.jp/stories/hans-zimmer-interstellar-work?amp=1&s=09

  • https://www.udiscovermusic.jp/news/don-wilson-ventures-co-founder-dies?s=09

  • 「史上最高のロック・アルバム」ランキング・べスト100【動画付】

    何百時間も頭を悩ませ、数え切れないほどレコードを聴いてついに完成した、これまでで最も野心的で、 (願わくは) みなさんを最もわくわくさせてくれる ―― そんなリストをご覧に入れよう。史上最高のロック・アルバムのランキング・べスト100である。 はじめにその選定にあたって定めたルールを説明しておこう。まずリストにおいて、できる限りロックの歴史を網羅するが、一方でそれぞれのアルバムがリリースから数年経ってもまったく色あせていないことを条件とした。また”ロック”の定義をかなり限定的に解釈し、主にギターを中心とした音楽としている。しかしながら、それがあまりにも重要なアルバムであった場合には、少数だが例外としたセレクトしたアルバムもある。 要するに、基的にはブルース、カントリーやR&Bは (それらがロックに与えた影響の重要性は認めつつも) このリストに含まれていない (厳密にはR&Bに分類されるよ

    「史上最高のロック・アルバム」ランキング・べスト100【動画付】
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