在日コリアン排斥を掲げるデモの参加者に暴行するなどしたとして、警視庁公安部は暴行容疑などで、デモに反対するグループの自称自営業、添田充啓(40)と自称介護士、木本拓史(42)の両容疑者を逮捕した。公安部によると、いずれも容疑を一部否認し、木本容疑者は「首に腕を回したが絞めてはいない」と供述している。 逮捕容疑は8日正午ごろ、東京都新宿区大久保の路上で、デモ参加者の男性(36)らののど元を強く押し、首を絞めたほか、殴る素振りをして脅したとしている。 現場周辺のコリアンタウンでは在日コリアン排斥を掲げるデモが繰り返され、これに反対するグループと衝突。添田容疑者らは「男組」というグループを名乗り、反対グループの活動に加わっていた。 8日のデモには約200人が参加。反対グループも約500人集まり、添田容疑者らはデモ開始直後、参加者の男性らに因縁をつけたという。ヘイトスピーチ抗議の学生らに暴行