中国、スカボロー礁にしゅんせつ船か=埋め立て準備の可能性-比 【マニラ時事】フィリピンのピニョール農相は4日、南シナ海・スカボロー礁(中国名・黄岩島)に中国がしゅんせつ船とみられる大型船を展開したことを明らかにした。自身のフェイスブックに投稿した。ロレンザーナ国防相も船が運搬船の可能性があると指摘した上で、埋め立て作業はまだ始まっていないとの見方を示した。 スカボロー礁はフィリピン・ルソン島に近く、中国が人工島を建設した場合は周辺の安全保障上の大きな脅威になる。 農相は同日開かれた安全保障会議で、国防相から空軍が同礁周辺を撮影した写真を見せられたと述べ、中国が展開する大型船の1隻はしゅんせつ船とみられると指摘。「仲裁裁判所の判決にもかかわらず、明らかに軍事基地になる建設活動を続行している」と中国を批判した。 一方、国防相は空軍が3日に同礁を偵察した結果、中国船10隻を確認できたとし、
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