アイリスオーヤマ(以下アイリス)の大山健太郎社長は、2017年春に大型の白モノ家電に参入することを東洋経済の取材で明らかにした。 2014年には大阪の心斎橋に家電事業の開発拠点「大阪R&Dセンター」を稼働。大手メーカーのパナソニックやシャープなど、家電のノウハウを持つ退職者も積極的に採用してきた。 白モノ家電への参入について、大山社長は「(開発拠点を設立した2014年からの)3年でノウハウがついてきた。ようやく白モノに手が付けられる」と語る。 また、さらなる家電事業の強化のために、これまで宮城県と大阪の心斎橋の2拠点だった家電の開発拠点を、大阪に一本化する構えだ。すでに2016年6月には宮城県にいた技術者20名強を大阪に異動させている。 アイリスは今後もリストラが相次ぐ大手電機メーカーからの退職者を積極的に採用していく方針だ。 アイリスの家電事業の売上高は、2015年12月期で400億円、