ドイツ・ベルリンのクリスマスマーケット(市場)にトラックが突っ込み、多数が死傷したテロで、同国の大衆紙ビルトは21日、トラックの中から射殺体で見つかったポーランド人運転手(37)が市場にいた市民の命を守るため、運転席の実行犯からハンドルを奪おうとしてナイフで何度も刺されたとの捜査当局者の見方を伝えた。 事件があったのは19日午後8時ごろ。同紙によると、運転手は司法解剖の結果、事件時まで生存していたとみられ、捜査当局者は「運転席で争いがあったに違いない」と述べた。実行犯はトラックが市場に突っ込んで停止した後、運転手を射殺して逃走したとされる。 運転手はポーランドの運送会社に勤め、イタリアからベルリンに荷物を運んでおり、本来なら19日に荷降ろししてポーランドに帰る予定だった。(共同)
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