電子書籍の販売においても、出版社と電子書籍書店の間に位置し取次機能を行う販売会社が存在し、これを電子書籍取次と言う。主な機能として、出版社にとっての販売、電子書籍書店にとっての仕入の役割を果たす商流機能、請求・支払に関する金融機能があり、これらは紙の図書と同様であるが、紙の図書の場合のような物理的な商品送返品、在庫管理は発生しないため、物流機能や配本コントロール機能はない。 また、金融機能についても、電子書籍では紙の図書のような委託制度がなく売上/支払計上も小売実売ベースで行われているため、図書の場合ほどの決済サイトによる効果は大きくはない。代わって書誌データ等のメタデータを含む電子データ授受、あるいは電子書籍取次によっては出版社からの提供されるデータを元に適正な電子書籍データを製作することまで含めて行う場合もある。 もっと詳しく! 電子書籍取次のメリット、デメリット 電子書籍取次が介在す