(左から)シロオビアゲハのオス(A)、シロオビアゲハの擬態しないメス(B)、シロオビアゲハの擬態するメス(C)と、毒チョウのベニモンアゲハ(D)。擬態するメス(C)は後翅の白紋が大きくベニモンアゲハ(D)に似ている。いずれも2015~16年に沖縄本島で採集(琉球大学提供) 毒のある生物に外見を似せることで、天敵の目をごまかして捕食から逃れる「擬態」が進化する過程をリアルタイムで観測した世界初の研究結果が25日、国際学術誌サイエンティフィック・レポートに掲載された。琉球大学農学部の立田晴記教授、辻和希教授らの研究チームによる快挙。有毒な種によりよく似た個体は生き残りやすく、その形質を子孫に伝えて、さらに精巧な擬態者の集団ができていくという自然選択理論の直接的な証拠として注目される。 研究チームは、台湾以南の熱帯種で以前は生息していなかった毒チョウのベニモンアゲハが琉球諸島に移動・定着した19
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く