松下久美 [ファッションビジネス・ジャーナリスト、クミコム代表] Jul. 08, 2020, 05:00 AM 70,005 ファーストリテイリングが東京・銀座のマロニエゲートにオープンしたUNIQLO TOKYO(ユニクロトウキョウ、6月19日オープン)は、今後の「ユニクロ」の行方を占ううえでも、非常に重要な店舗である。 コロナ禍によって生活者の価値観や行動は変容し、デジタル化やリモートワーク、ECの拡大などの一方で、リアル店舗の意義が見直されている時でもある。アパレル小売りの未来や店舗の役割を問い直すケーススタディとしても注目される。 日本最大級のグローバル旗艦店となるUNIQLO TOKYOの最大の見所・体感どころは3つある。1つは、スイスの建築家ユニットのヘルツォーク&ド・ムーロン(以下、H&deM)が手がけた、デザインアーキテクトによるダイナミックな吹き抜けや内装デザイン、2つ