ブックマーク / shogipenclublog.com (14)

  • 「東村山音頭」誕生秘話

    「東村山音頭」といえば、東村山市出身のドリフターズの志村けんが、TBS系「8時だョ!全員集合」で披露して大人気になった唄だ。 「東村山音頭」は、1963年に東村山市の市制施行を記念し東村山町農業協同組合がレコード発売した音頭で、「8時だョ!全員集合」では1976年から唄われはじめ、志村けん人気を飛躍的に高めた。 「8時だョ!全員集合」に「東村山音頭」が登場するきっかけとなったのは将棋だった。 いかりや長介「だめだこりゃ」に、登場の経緯が書かれている。 「8時だョ!全員集合」のネタ作りの会議は毎週木曜日に行われていた。いかりや長介さんと作家が中心となって行われる長丁場の会議で、ネタ作りに四苦八苦すると、しばらく沈黙が続いたり、雑談したり。 煮詰まると、メンバーはやがて隣の部屋に移り、ありとあらゆる暇つぶしを考案しては遊んでいた。将棋やポーカーが主流だったらしい。 メンバーが勝手にはじめたこと

    「東村山音頭」誕生秘話
    otanuft
    otanuft 2020/03/31
  • 「この頃はもう、奨励会の将棋指してて”なんで王様が二つあるんだろう”と、フッと不思議に思う時があるんですよねえ。そのぐらい異常でした」

    「この頃はもう、奨励会の将棋指してて”なんで王様が二つあるんだろう”と、フッと不思議に思う時があるんですよねえ。そのぐらい異常でした」
    otanuft
    otanuft 2019/04/04
  • 深浦康市八段(当時)「C級の将棋は若くて勢いがある。B級は殺し屋的存在が多い。これがA級になると、バランスが取れているんです」

    深浦康市八段(当時)「C級の将棋は若くて勢いがある。B級は殺し屋的存在が多い。これがA級になると、バランスが取れているんです」
    otanuft
    otanuft 2017/11/08
  • 中原誠十六世名人「あっちは方角が悪いからやめました」

    将棋世界1982年12月号、能智映さんの「棋士の楽しみ」より。 相手の中原だって、かなりの映画ファンだ。これもまた今期の王位戦がらみの話だ。中原が無冠になった翌日の午後、連盟の近くの寿司屋に寄ったら、中原の弟弟子の田中寅彦六段がいた。そんな日だから、自然と話は王位戦のほうへ向く。 「中原名人も12年ぶりの無冠。やはり寂しいでしょうね」と田中は心配顔だ。 「オレも、永年中原さんにはいろいろと面倒をかけているんで、気になっているんだ」などとわたしもいって、カン酒を頼んでもう呑みだした。 そして、勢いに乗って中原の家に電話してしまった。中原人が出てきた。 「いま寅ちゃんといっしょに話したんだけど、近々いっぱいやりませんか?」 「そうですね、ちょうど王位戦の7局目の日程があいていますから、新宿あたりで事しながら呑みましょうか」 実際にはなくなってしまった対局日を7局目というあたり、中原らしいユ

    中原誠十六世名人「あっちは方角が悪いからやめました」
    otanuft
    otanuft 2017/07/23
  • 「寅さん映画に木村義雄十四世名人を発見」

    将棋世界1982年3月号、「メモ帖」より。 芹沢八段、正月映画の”寅さん”を見ていたら、茶の間の場面でテレビに2、3秒写った人物、「ア、木村名人だ!」 そのあとは会う人ごとに「寅さん映画に木村名人を発見」と語っていた。 しかし自信がない八段、読売新聞の芸能関係のエライさんに調べてもらったところ、「某奇術師だった」の返事をもらい、ガクリ、肩をおとし「おれの目も悪くなった。老いはハメマラからというが…」。 ところがその後、また木村名人と判明、躍り上がって喜んだ。 —————- 芹沢博文八段(当時)が観たのは『男はつらいよ 寅次郎紙風船』。 音無美紀子さんがマドンナ役で、岸加世子さん、地井武男さんなども出演している。 Amazonプライムで見てみた。 芹沢八段が「ア、木村名人だ!」と言ったのは始まってから22分頃のシーン。 車寅次郎(渥美清)の妹・さくら(倍賞千恵子)が自分の家(「とらや」では

    「寅さん映画に木村義雄十四世名人を発見」
    otanuft
    otanuft 2017/04/30
  • 大山康晴十五世名人のあまりにも残酷な勝ち方

    将棋世界2001年6月号、真部一男八段(当時)の「将棋論考」より。 大山についての一つの仮想 第41期A級順位戦 昭和58年3月8日 ▲十五世名人 大山康晴 △九段 二上達也 ▲7六歩△8四歩▲7八飛△8五歩▲7七角△3四歩▲6六歩△6二銀▲6八銀(1図) * * * 大山-二上戦は162局の多きを数え、これは同一カードとしては中原-米長戦184局、大山-升田戦167局に次いで史上3位の記録で、対戦成績は大山の116勝45敗1持将棋となっている。 これほどの対局数に達するには多くタイトル戦の番勝負をコナさねばならず、二人はタイトル戦で20回戦い、大山が18回制した。 二上が大山から得たタイトルは王将と棋聖各一期のみで、意外と思われる大差がついている。 なぜこれほどまでに二上が大山に分が悪かったかの一つの理由が、この将棋の最後に表れる大山の指し方にあるような気がする。 (中略) 大山は先番で

    大山康晴十五世名人のあまりにも残酷な勝ち方
    otanuft
    otanuft 2017/04/02
  • 「藤井システムは、これで満足なのだ」

    将棋世界2001年9月号、河口俊彦七段(当時)の「新・対局日誌」より。 A級順位戦の加藤九段対藤井竜王戦はリクエストしたいような組み合わせである。前々からそう思っていた。というのは、加藤九段は、藤井システムがもてはやされているのに、首を傾げているはずだからである。ご存知のように、藤井システムは、早い時期に端歩を突く。相手の出方を見る意図だが、それを加藤流棒銀で速攻をかければ、端の一手が手遅れになる、というわけだ。 残念なことに、二人の対戦はめったに見られない。当たるとすれば順位戦だが、クラスが違うので望みなしとあきらめていた。ところが、昨年、加藤九段が残り、藤井竜王が昇ってドリームマッチが実現した。 1図が開始から10手進んだ場面。 なんていうこともない手順と局面だが、細かく見れば、藤井、森内、高橋といった人達に共通する賢さがあらわれている。いつもの藤井だったら、△6二玉では△9四歩か△7

    「藤井システムは、これで満足なのだ」
    otanuft
    otanuft 2017/02/17
  • 中原誠十六世名人「加藤さんはうなぎかな」

    将棋世界1981年2月号、読売新聞の山田史生さんの「第19期十段戦終わる 加藤、4-1で十段位奪取!」より。 二日目も快晴。初島のうしろに昨日は見えなかった大島が見える。気温の関係か、同じ快晴でもよく見える日と、全く見えない日がある。 ところで対局再開前、昼の注文を聞いておくのが習わし。先に対局室に入っていた中原は「なべ焼きうどん」という注文だったが「加藤さんはうなぎかな」と一人ごちた。 ”向こうがうなぎなら、こっちもうなぎだ、負けちゃいられない”という意が汲みとれたのだが、果たして、おくれて入ってきた加藤、ためらわず「私はうなぎ」というのを聞いた中原、「私もそれに訂正して下さい」といった。 この少し前、広津、大内両八段らと雑談で「前に週刊誌に一週間の献立を出して診断してもらったら、このままだと30歳代で糖尿になるといわれた。べ物は注意しなければ」などと語っていた中原、舌の根も乾かぬう

    中原誠十六世名人「加藤さんはうなぎかな」
    otanuft
    otanuft 2017/01/13
  • 週刊将棋は休刊になったけれどもバトルロイヤル風間さんが「うっかり描きました」と『オレたち将棋ん族』最新作を発表

    週刊将棋が惜しまれながら3月30日号を最後に休刊となったが、バトルロイヤル風間さんが『オレたち将棋ん族』の最新作を自身のブログ上で公開した。 →クセでかく オレたち将棋ん族 (1645) 週刊将棋最終号での『オレたち将棋ん族』が(1644)だったので、それに続く作品ということになる。 週刊将棋最終号と対をなすような内容。 ——– 週刊将棋最終号の渡辺明竜王からのメッセージ(抜粋)では、 タイトル戦に出るようになってからは1面に出ることも増えましたが、自分が勝った時だけ読んでいました(笑)。週刊将棋の企画では順位戦の昇級者予想が好きでした。(中略)バトルさんの4コママンガは自分が負けた時も読んでましたよ(笑)。 佐藤康光九段からのメッセージ(抜粋)では、 料理でいうとフルコースであり、前菜として詰将棋や次の一手で頭の体操、メインに公式戦の記事を読み、ときには盤に並べ推敲したり。デザートはバト

    週刊将棋は休刊になったけれどもバトルロイヤル風間さんが「うっかり描きました」と『オレたち将棋ん族』最新作を発表
    otanuft
    otanuft 2016/04/04
  • 歌舞伎役者と思われた棋士、ブラジルから来てまだ日本語を上手く喋れない人と思われた棋士

    将棋世界1997年11月号、神吉宏充六段(当時)の「今月の眼 関西」より。 吉新喜劇の山田花子さんをご存知だろうか?とぼけた味でCMやテレビなどでバンバン活躍中だから、関西以外でも知っておられる方は多いだろうが、彼女のトボケは当に地でやっているらしい。 桂三枝師匠が谷川浩司永世名人就位記念にチャリティーライブをやろうと企画された時の事。この山田花子さんに突撃取材して棋士達(谷川・羽生・佐藤(康)・森内・井上・村山・郷田・神吉)の写真を見せて、例えばこの中に一人だけ歌舞伎役者がいるなんて質問したらどうか?と提案されたが、私はすかさず「きっと谷川名人や羽生四冠王、それに他の棋士も有名やから、問題にならんのとちゃいますか?」と答えたが、師匠曰く「いや、花子は絶対将棋のこと知りませんわ。棋士って何?と言われるのが関の山でっしゃろ」。 果たして師匠のおっしゃるとおり、山田花子さんは何も知らなかっ

    歌舞伎役者と思われた棋士、ブラジルから来てまだ日本語を上手く喋れない人と思われた棋士
    otanuft
    otanuft 2015/12/21
  • 村山聖五段(当時)の振り飛車講座(1)

    村山聖九段が執筆した非常に貴重な講座。 将棋マガジン1991年8月号、村山聖五段(当時)の連載講座「ダイナミック振り飛車戦法」より。 初めまして、村山聖です。 某月某日、僕は関西会館に行き、棋譜を並べていました。 すると僕の師匠がやってきて、 「マガジンから電話があった。どんな仕事でもやらなあかんで」 僕が「ちょっと、まあその」と訳のわからん事を言うと、「これは命令や」と言って去っていかれました。 某月某日、やはり連盟にいると、マガジンの人から電話、「あのう、原稿をお願い出来ますか?」 僕は「はあ、いいですけど」 「じゃあ、十六字詰で、図面がどうとかこうとか」。はいはいと聞いていたが、四間飛車と言われ、思わず聞き返す。 「四間飛車破りですか?」 「いえちがいます」 「それならもっと適任者が・・・。僕は居飛車党なんですが」 「プロだから、振り飛車を持っても書けますよ」 と言われ、そうか、そう

    村山聖五段(当時)の振り飛車講座(1)
    otanuft
    otanuft 2015/11/27
  • 森信雄六段(当時)と山崎隆之少年

    将棋世界2004年6月号、朝日新聞記者の佐藤圭司さんの「棋士たちの真情 プロであることの誇り 森信雄六段」より。 森信雄六段(52)―。2000年2月に出版された『聖の青春』(大崎善生著)で、故・村山聖九段の師匠として、将棋界以外でもすっかり有名になった。写真撮影の腕前がプロ級であること、詰将棋創作の名手であることも、誌の愛読者はきっとご存じだろう。熱心なファンは「第11期(1980年度)の新人王」「第16期竜王ランキング戦(2003年度)で5組に昇級したばかり」と指摘されるかもしれない。そんなモリノブさんに今年の春、新しい肩書(?)が加わった。初の東大生棋士・片上大輔(22)の師匠という立場だ。第22回朝日オープン将棋選手権で挑戦者決定戦に駆け上がり、順位戦ではC級1組に昇級を決めた、関西のホープ山崎隆之五段(23)の師匠としても、改めて注目されている。 (中略) 編集部からは「片上・

    森信雄六段(当時)と山崎隆之少年
    otanuft
    otanuft 2015/01/07
  • 華原朋美さんが日本将棋連盟ジュニア将棋教室に通っていた時の講師

    将棋世界2002年1月号、神吉宏充六段(当時)の「関西のことなんでもしゃべりまっせ」より。 さて、新年の1月3日。NHKBS第2で将棋の新番組があります。棋士は丸山忠久名人・郷田真隆棋聖・佐藤康光九段・内藤國雄九段・浦野真彦七段・深浦康市七段・木村一基五段・清水市代女流三冠という凄い豪華メンバーに、司会は私カンキと、何と!華原朋美さん。 もちろん華原さんは将棋番組初登場ですけど、実は将棋は昔から指していたとのこと。 「小学校低学年から中学まで将棋会館の教室に通ってました」とは華原さん。当時講師の豊川孝弘五段は、「そうっすネ~、確か名は下河原さんっていったですかねえ。よく姉弟で通ってましたよ」とそんな情報を得て、先日顔合わせで華原さんにNHKで会って来ました。いやあ、はっきり言うて、綺麗で可愛くて…よく将棋を指しててくれましたって感じですわ。「最近は乗馬に凝っていて、将棋は少しご無沙汰して

    華原朋美さんが日本将棋連盟ジュニア将棋教室に通っていた時の講師
    otanuft
    otanuft 2014/11/13
  • 升田幸三実力制第四代名人の将棋が強くなるためのアドバイス

    将棋世界1990年1月号、「私のホリデー」より、升田幸三実力制第四代名人。 ヒゲの先生、升田実力制第四代名人は今年(1990年)、6回り目の年男を迎えることになった。東京都中野区鷺ノ宮のご自宅を訪問し、近況を伺った。 「足の加減がよくないですからね。滅多に外へは出歩きません。のんびりとしてます。日に三合程の焼酎のお湯割り、これは体の為というよりアルコール好きなんですね(笑)。時おり送られてくる出版社からのを読んだり」 ご自身で執筆されることは? 「今は頼まれても断ります。(で)教育するとか人生訓をたれるとか、とんでもないことで。ところが、将棋のプロで、よく判らん者が説教する嫌いがありますね。肩書き九段で実力三段の思い上がっているのが多いのが非常に困る」 この手厳しさが、最近特に関心があるという政治の話となると、 「ろくろく判りもせんのに講釈たれるバカ者が多い。(今の政治家は)国民を軽蔑

    升田幸三実力制第四代名人の将棋が強くなるためのアドバイス
    otanuft
    otanuft 2014/06/29
  • 1