プレイステーション4(PS4)のローンチは“様子見”だったバンダイナムコゲームスも、いよいよ本腰を入れて新プラットフォームへの開発を加速させている。一方で、スマートフォン市場向けには、ノウハウを共有したことでディー・エヌ・エー(DeNA)との合弁会社を解消させつつ、ウェブブラウザー型に加え、ネイティブアプリの開発にも力を注いでいる。にらむ先は、プラットフォーム依存型ビジネスからの脱却だ。 ソーシャルゲームなどで過去最高益を記録した2012年度から1年。ソーシャルゲームの動向や、新プラットフォームへの取り組みなどについて、バンダイナムコゲームス副社長で、コンピュータエンターテインメント協会(CESA)会長の鵜之澤伸氏に聞いた。 ――まずは、2013年度のゲーム業界を振り返ってどのように見ていますか。CESA会長の立場として聞かせてください。 鵜之澤伸氏(以下、鵜之澤氏): 何より変化のスピー