魚に雪と書いて、タラ(鱈)。 その字のごとく、極めて寒い時期に旬を迎える魚だ。 脂肪が少なく、とても淡白だが、鍋物や煮込み料理はあっさりとした大人の味わい。 旬を迎えたタラであれば、脂身の甘さも感じられる。 特に、新鮮な白子(精巣)とタラコ(卵巣)は、酒の肴にピッタリの珍味。 今冬、今週、ついつい食べたくなる小話を交えつつ、タラの魅力にググッと迫ってみよう。 美しい斑模様が、鱈の語源。 タラの生息域は日本各地。 なかでも、北海道、青森県、島根県、茨城県が主な漁獲場である。 アメリカ、カナダ、ロシアなどの輸入物が多く出回っているが、国産の新鮮なタラは美味で割高。 サケと並ぶ北国の魚として、重宝されている。 旬は、脂がたっぷりのる10~3月だ。 タラの語源は、皮の斑模様から”マ”が抜けた説が有力。 また、漢字の“鱈”は、お腹が雪のように真っ白、または、初雪の頃に獲れ始めることから当てられたと考
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