ヨハン・ルドルフ・グラウバー(Johann Rudolf Glauber、1604年? - 1670年3月10日)は、ドイツ-オランダの薬剤師で化学者。歴史家の中には彼を世界初の化学工学者と呼ぶ者もいる[1]。1625年、硫酸ナトリウムを発見したため、これを「グラウバー塩」とも呼ぶようになった。 1604年、カールシュタットにて理容師の息子として生まれる。子沢山の大家族であり学校にもろくに通わなかったが、独学で薬学を勉強し多くの研究機関を訪問したと考えられている[2]。本人は高校の退屈な授業よりも経験によって学んだことがよかったと語っている。ウィーン(1625年)、ザルツブルク、ギーセン、ヴェルトハイム(1649年-1651年)、キッツィンゲン(1651年-1655年)、バーゼル、パリ、フランクフルト、ケルン、アムステルダム(1640年-1644年、1646年-1649年、1656年から死