システムが、実メモリーに加えて仮想記憶も使い果たした場合、メモリー不足(Out Of Memory)となる。 この時、適当なプロセスを強制終了させて強引にメモリーを確保することで新たなメモリー確保の需要に対応し、システム全体が停止することを防ごうとする機能がOOM Killerである。 どのプロセスを強制的に殺害するかはbadness()関数が決めるが、システム上重要なプロセスを殺してしまっては本来想定する動きとならない。 このため、Linux 2.6.11以降でOOM Killerの対象となるプロセスの優先度を-16から+15までの範囲内で決められるようになった。値が低いほどOOM Killerの対象となりにくい。 echo 15 > /proc/<Process ID>/oom_adj cat /proc/<Process ID>/oom_adj また、優先度に-17を指定すると、OO