水晶発振子の動作確認用発振回路の製作(その1) おもちゃが正常に動作しない要因として、発振回路の故障があります。中でも多い故障としては両面スルーホール基板のパターンが浮いてしまっている。或いは切れている事があります。これらは良く観察したりテスターで導通を診れば判りますが、水晶振動子の故障は厄介です。 水晶振動子やセラミック振動子という物は電気的には絶縁体ですのでテスターでは良否は判断できません。そして発振回路に取り付けられたときだけその周波数で振動します。簡単に調べる方法としてグリッドディップメーターという簡単な原理の測定器で調べる事が出来ます(巻末参照)。これは自作好きなアマチュア無線家で持っている人もいます。しかし、多くのおもちゃドクターは其のようなものは持っていません。 多くのおもちゃドクターはテスターまでは持っていますが、高い周波数まで測れるオシロスコープは持っていません。しかし、
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