LCフィルタとは、インダクタ(L)とコンデンサ(C)を組み合わせて、電気信号の特定の周波数帯域をカットしたり通過させたりする回路のことを言います。 コンデンサは、直流電流は遮断し交流の周波数が高いほど通しやすくなるという性質があります。それに対してインダクタは、直流電流はそのまま通過させ交流の周波数が高いほど通しにくくなるという性質があります。 このように、コンデンサとインダクタは全く逆の性質をもった受動部品ですが、この逆の性質をもった部品を組み合わせることで、ノイズをカットしたり特定の信号を抽出したりすることができます。 LCフィルタの種類 LCフィルタを大別すると3種類になります。 ① ローパスフィルタ(LPF) 直流や低周波の信号を通過させ、高周波の信号をカットするフィルタ回路です。 最も広く使われるフィルタ回路であり、主に高周波ノイズのカットに使用されます。 またオーディオでは低音
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