今回は L チカを行うための LED 駆動回路を PNP 型トランジスタで作ってみます。 といっても、基本的な考え方は NPN 型トランジスタの場合と同じ。違いは「電流の流れる方向が逆になる」ということです。 PNP 型トランジスタは 2SA1015 です。このトランジスタは NPN 型の 2SC1815 とコンプリメンタリ、つまり同等の性能を持っているトランジスタです。 PNP 型と NPN 型とでは、回路の上下が逆になっていることがわかるでしょうか。 NPN 型では、電源から LED を通ってコレクタに入り、エミッタから GND へ流れます。PNP 型は、電源からエミッタへ入り、コレクタから流れ出て LED を通って GND へ流れます。 電流の方向は逆ですが、考え方は同じなので抵抗器の定数は同じになっています。 ソース回路とシンク回路 もうひとつ大切な、異なる点があります。それは、A