斜面を使うと、小さい力でも、重い物を引き上げることができます。 つまり、小さい力で大きな力を出したことになります。 くさびは、この斜面の性質を利用したものです。 くさびのきり口は、たいてい2つの辺の等しい、細い三角形をしています。 この二辺にはさまれた角をくさびの角、短い一辺をくさびの頭と言います。 下の図をごらんなさい。 ハンマーなどで、くさびの頭にPの力を加えるとこの力は、くさびの斜辺に直角な2つの力、QとRとにわかれます。 この力が、木を折るときの力になります。 この3つの力のあいだにも、斜面のときと同じように力の平行四辺形があてはまります。 平行四辺形の対角線Sは、Pと同じです。 この平行四辺形の半分の三角形は、くさびと同じ角度をもっているのでRとSの大きさの割合は、くさびの斜面と頭の長さの割合に等しくなります。 (Rの力):(Sの力)=(斜面の長さ):(頭の長さ) Rの力は、くさ
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