■特徴 硬さ測定は各種ゴム、エラストマー、プラスチック製品の特性を知るための重要な項目の一つです。デュロメータ(ゴム硬度計)は取り扱いが簡便で、短時間の測定が可能なため、広く用いられています。 ■基本構造 左図に示すように、デュロメータは決められた形の押針をスプリングの力で試料の表面に押しつけて変形を与え、試料の抵抗力とスプリングの力がバランスした状態での押針の「試料への押込み深さ」をもとに、硬度を測定します。 ■測定値について 上図に示すように、デュロメータは試料への押込み深さ=押針最大高さ(押針の変位0)の時を0(ポイント)、押込み深さ0の時を100(ポイント)として、この間を等間隔で目盛り、押込み深さを読み取るようにした指示機構が組み込まれています。また、押針から試料に与えられる荷重は、スプリングのたわみによる力を利用しているため一定ではなく、0(ポイント)から100(ポイント)の間