ウォームギヤの特長であるセルフロック(自動しまり)は、減速機が停止している状態で、出力側から回り出さない(逆転しない)ことです。 ウォームの進み角が摩擦角以下である場合、理論上セルフロック効果があります。 しかし、潤滑の状態、歯面の状態(面粗さ、なじみの程度)、衝撃や振動による瞬間的な変化、その他の摩擦抵抗などにより不確実な場合もあります。 そこで弊社においては、進み角4°以下をセルフロックとしております。 ご使用になる条件に、衝撃や振動を伴う場合や、より確実に保持したい場合などは、機械的なブレーキを併用されることをお奨めします。 また、走行台車やターンテーブルなどのように大きな慣性力がある場合は、セルフロックが逆効果となり急制動がかかり損傷の原因となります。