千葉県のローカル私鉄、小湊鉄道(本社・市原市、39.1キロ)が菓子「小湊鉄道ドロップ」を販売したところ、用意した3000缶が3週間で売り切れた。近く2000缶を追加販売する。 缶の表に運行中のディーゼルカー、裏には1956年まで走っていたSLの写真をあしらった。「経営の一助になれば」と企画。1缶300円で、五井駅など3駅と本社で購入できる。 小湊鉄道の輸送人員は、70年代の1日約1万3000人をピークに、最近は約5000人台と低迷。今回のドロップの人気ぶりに、担当者は「乗客数のドロップに歯止めをかけたい」。【柳澤一男】